先日、家族で back number のライブへ行ってきました。
もちろんライブは最高だったのですが、今回はライブそのものもですが、「なるほど!」と感心したことが2つありました。

驚いたこと① 「アキッパ」というサービス
会場は横浜アリーナ。
家族4人で出かける場合、電車より車の方が楽なので、今回は車で向かうことにしました。
ただ、この日は back number のライブだけではなく、ケツメイシのライブも開催されていて、周辺のコインパーキングはほぼ満車になることが予想されました。
そこで利用したのが 「アキッパ」 という駐車場予約サービスです。
名前は聞いたことがありしたが、調べてみると、一般の方が使っていない空きスペースを駐車場として貸し出せるサービスとのこと。
実際に案内された場所へ行くと、「えっ、本当にここ?」と思うような、ごく普通の住宅の前の砂利のスペース。
普段は何も使われていない場所が、ライブの日だけ3台分ほどの駐車場になっていました。
調べてみると、「アキッパ」は「空きスペース」と「パーキング」を組み合わせた名前だそうです。
貸す人には収入になり、借りる人は安心して駐車でき、運営会社も利益を得る。
まさに「三方よし」のアイデアです。
「こんな事業を思いつく人がいるんだなぁ」と、とても感心してしまいました。
驚いたこと② 日本らしい「規制退場」
もう一つ感心したのが、ライブ終了後の規制退場です。
入場は時間が分散しているので混雑しませんが、終演後は全員が一斉に帰ろうとします。
そこで会場では、ブロックごとに順番に退場する「規制退場」が行われていました。
面白かったのは、その案内方法です。
スタッフがロープを張ったり、大声で制止したりするのではなく、アナウンスだけで進んでいきます。
しかも、back numberらしく、曲名の頭文字を使って案内してくれるんです。
例えば、Dブロックなら「どうしても、どうしてものDの方!!」、Cブロックならまた別の曲、そして私たちのBブロックでは「 back number のBの方!!!」というように。Bの方は、「いぇ~い!!!」と、残っている方に手を振りながら退場。
会場全体を盛り上げながら誘導していました。
退場が始まってから、45分後の退場でしたが、待っている感はなく、わくわくする気持ちでいっぱいでした。
もちろん、少しフライングして帰る方もいましたが、それでも9割以上の方が自分の順番をきちんと待っていました。
この光景を見て、「日本らしいな」と感じました。

日本の文化は世界に誇れるもの
海外の方が日本に来て驚くことの一つに、電車の乗り方があります。
ホームでは自然と列ができ、電車が到着すると、乗る人は一度脇によけて、降りる人を優先します。
降り終わってから、順番に乗車する。親が子どもに教える公共マナー。
日本では当たり前の光景ですが、海外では乗る人と降りる人が一緒になってしまうことも少なくありません。
日本にも良いところ、改善した方がいいところもあります。もちろん海外にも、それぞれ素晴らしい文化があります。
インバウンドで日本を訪れる方も増え、日本から海外へ旅行する方もたくさんいます。
私自身、人と話すことが好きだからなのか、もしかしたら「レジの方と話したいオーラ」が出ているのかもしれませんが、日本でも時々、楽しい会話が生まれることがあります。
日本のスーパーで生栗を買った時のことです。
レジの方に、
「生栗を買うなんてすごいですね。お料理されるんですか?」
と声をかけられました。
そこで、「くりくり坊主」という栗の皮むき器があって、それを使うと意外と簡単にむけるんですよ、とお話しすると、
「それは便利ですね。私もネットで調べてみます。」
と、笑顔で返してくれました。
ほんの数分のやり取りでしたが、こういう何気ない会話は、やっぱり好きです。
お互いの文化に触れ、「こんな考え方もあるんだ」と刺激を受けながら、良い部分を取り入れていけたら素敵ですね。
「来た時よりも美しく」
最近では、サッカー観戦後に日本人がゴミ拾いをすることについて、「自己満足だ」「偽善ではないか」「現地の清掃スタッフの仕事を奪う」といった議論が話題になることがあります。
いろいろな考え方があると思いますが、私はこんな見方をしています。
子どもの頃、学校の林間合宿などで必ず言われた言葉があります。
「来た時よりも美しく。」
その言葉を自然に受け入れて育ってきました。
誰かに見せるためではなく、自分たちが使った場所をきれいにして帰る。
そんな気持ちを持つ人が増えれば、公共の場所は自然と美しく保たれます。
日本人が昔から大切にしてきた、この「公共の場を大切にする心」は、世界に誇れる文化の一つではないでしょうか。
旅行は、美しい景色を見るだけではありません。
その土地の文化やマナー、人との関わり方に触れることも、大きな魅力の一つです。
これからも国内外を旅しながら、「いいな」と思ったことをたくさん見つけていきたいと思います。


