親が元気なうちにできる旅

最近、ブログの更新が少しあいてしまいました。
実は父が体調を崩し入院したため、実家の新潟へ帰省しておりました。

これまで新潟には、夏休みや年末年始など家族でにぎやかに帰ることが多かったのですが、今回はひとりでの帰省。
いつもと違う気持ちで故郷を眺める時間になりました。

18歳まで過ごした生活圏。
当時は当たり前に見ていた山々が、久しぶりにじっくり眺めると驚くほど美しく、
「あぁ、こんな素敵な場所で育ったんだな」と改めて感じました。

父親も80代。
独身時代には一緒にたくさん旅行をし、添乗員として働いて貯めたマイレージで両親をハワイに連れて行ったこともあります。
華やかな事が好きだった母は、ワイキキでのショッピングをとても楽しんでいました。
両親を一度でも海外へ連れて行けたことは、今でも私の宝物のような思い出です。

旅行は「今だからこそ」行けるもの

今回の帰省を通して強く感じたのは、
“家族と旅ができる時間は、永遠ではない” ということ。

海外旅行は円安や物価高でハードルが高く感じるかもしれません。
でも、遠くへ行くだけが旅行ではありません。

体調が心配な方には、近場の温泉で一泊ゆっくり
チェックインからチェックアウトまでのんびり滞在する“ご褒美ステイ”
少しランクの高い温泉宿で、ラウンジや湯上がり処を楽しむ滞在型の旅

そんな小さな旅でも、家族との大切な思い出になります。

来月は義両親のダイヤモンド婚(結婚60周年)のお祝いがあります。遠方への旅行は控えていますが、家族で食事を楽しみ、都内のホテルをプレゼントすることにしました。
このように、無理のない距離で楽しむホテルステイも、ご年配のご家族には喜ばれる素敵な“旅の形”だと思います。

写真は、私の実家がある新津駅です。線路が何本も伸びていて、まさに「鉄道の街」だった名残を感じられます。新幹線ができるまでは、新津は鉄道の要所として栄え、多くの車両がここで生まれました。

鉄道好きの方はよくご存じだと思いますが、この新津には 新津鉄道資料館 があります。

また、新津駅からは SL(蒸気機関車) も運行しています。
私も家族で乗ったことがあり、その力強い走りと、窓から流れる牧歌的な景色にとても感動したのを覚えています。

「新津鉄道資料館」で鉄道の歴史に触れたあと、実際にSLに乗ってみる──そんな“鉄道づくしの旅”もおすすめです。
鉄道好きの方はもちろん、普段あまり電車に乗らない方でも、黒い煙を上げながら走るSLの迫力や独特のリズムは、一度体験すると心に残る旅になります。

旅行は「行ける時に行くこと」が何より大切です。
ご家族との旅行、親御さんとの旅行を考えている方は、どうぞお気軽にご相談ください。