世界一周航空券の魅力

みなさんは「世界一周航空券」をご存じですか?
名前の通り、1枚の航空券で世界をぐるりと一周できる特別な航空券です。

私自身まだ利用したことはありませんが、「いつか夫が定年退職した時には、世界一周航空券を使って夫婦で旅をしたい!」と夢見ています。今は、時間のあるときに実際に利用した方のブログを読んで、想像を膨らませるのが楽しみです。

世界一周航空券は意外と身近

「世界一周」と聞くと、とてもハードルが高そうに感じるかもしれません。
でも実は、最大16フライトまで利用できるものの、そこまで使い切らなくてもOK。
最低限の条件(同一方向に進むこと・出発地に戻ることなど)を満たせば、数か国を訪れる程度でも世界一周航空券は利用できます。

料金のメリット

通常の航空券は、お盆・年末年始・ゴールデンウィークなどの繁忙期に料金が跳ね上がります。
一方で、世界一周航空券は年間を通じて同一料金
これが大きな魅力です。

たとえば、夏のイギリスのピークシーズンに、東京⇔ロンドンの単純往復を購入すると35万円前後になることがあります。
一方で、世界一周航空券を利用すれば、
東京 → ロンドン → ロサンゼルス → 東京
といったルートも、ほぼ同じような価格で組める場合があります。
イギリスでサッカー観戦を楽しみ、ロサンゼルスではメジャーリーグを観戦。
スポーツ観戦が好きな方には、こんな夢のようなプランも実現できるのです。

ルールや料金は日々変わりますので購入時の確認は必須ですが、使い方次第でとてもお得に海外旅行を楽しめます。

世界一周航空券の基本ルール

有効期間は12か月
同一方向(東回りまたは西回り)に進む
最大16区間まで利用可能
日程変更が可能
全てのルート、日程を決めて発券します。
地上運送区間も1区間としてカウントします

主な種類

 ●スターアライアンス世界一周航空券
 ANA、ユナイテッド航空、タイ国際航空など、26社が加盟するスターアライアンスは、世界最多のネットワークを誇ります。運賃は旅程距離に応じて決まる「マイル制」で、以下の3タイプがあります。

 29,000マイル以内
 34,000マイル以内
 39,000マイル以内

2025年9月現在、29,000マイル以内の場合、エコノミークラスの運賃は 358,900円。このほかに、各種税金と燃料サーチャージが別途必要です。

 ●ワンワールド・エクスプローラー
JAL、アメリカン航空、カンタス航空などが加盟するワンワールドは、訪れる大陸の数によって運賃が決まる「大陸制」が特徴です。料金体系は以下の4タイプに分かれています。

  3大陸
  4大陸
  5大陸
  6大陸

2025年9月現在、3大陸の場合、エコノミークラスの運賃は 368,500円。
この金額に加えて、税金や燃料サーチャージが別途かかります。

将来の定年退職旅行、ビジネスクラスをひそかに狙っています(笑)。

なぜなら、世界一周航空券はエコノミークラスよりも、実はビジネスクラスの方がさらにお得だからです。

スターアライアンスの場合、ビジネスクラスは 705,500円、

ワンワールドの3大陸ルートでは 787,600円。

もちろん、今の生活では現実的な価格ではありませんが、退職金を使った「35年間お疲れさま旅行」と考えれば、夢がふくらみます。

まだ先の話ですが、あと10年以上、この夢を思い描きながら楽しめそうです。