クルーズ旅行、思っていたより身近かもしれません

私は結婚を機に添乗員を辞めて、クルーズ会社で働き始めました。
ところが、入社からわずか半年で第一子を妊娠。切迫早産のため退職することになり、結局一度も船に乗ることなくその仕事を終えることになりました。

それから約20年。
「いつかクルーズに乗ってみたい」という思いはずっと心の中に残っていました。
今回、その夢が少しだけ実現しました。
お客様にクルーズの魅力を正しくお伝えできるよう、勉強会として大型客船「MSCベリッシマ」の船内を見学させていただきました。
私にとっては、これが初めてのクルーズ体験です。

若い世代やファミリーにも人気のMSCベリッシマ

「クルーズ=年配の方の優雅な旅」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
実際、私もそう思っていました。
ところが、MSCベリッシマは想像以上にカジュアルで、若いグループやご家族連れが多く見られました。
ラグジュアリーで静かな雰囲気の「飛鳥クルーズ」などとは、また違った魅力のある客船です。

船内はまるで海の上の街

一歩足を踏み入れると、そこはまるで海上の小さな街のよう。
チョコレートショップ、アイスクリームスタンド、スパ、ジム、プール、ジャグジー、バスケットコートなど、娯楽施設が充実しています。
特に印象に残ったのは次の3つです。

1.キッズプログラム(無料)
子どもを無料で預かってもらえるプログラムがあり、寄港地で大人が観光を楽しむ間も安心です。
英語でのアクティビティを担当する専門スタッフが常駐しており、日本語スタッフもいるため言葉の心配もありません。ちょっとした英語教育にもなりそう。

2.カジノ
日本寄港中は営業していませんが、航海が始まるとオープンします。
カジノを目的に乗船されるお客様もいらっしゃるそうです。

3.海上アスレチック
屋上デッキにはプールとウォータースライダー、そしてスリル満点のアスレチックエリアがあります。
まるで海の上に浮かぶテーマパークのようでした。

客室は「内側キャビン」でも快適

旅番組などで紹介されるクルーズは、広いバルコニー付きの客室が多いため、「クルーズは高い」と思われがちです。
しかし、実際に見学した一番リーズナブルな内側キャビンは、想像以上に快適でした。

海外旅行でも「ホテルは寝るだけ」という方が多いように、船内でも同じ考え方ができます。
ショーや映画、プール、レストランなど、船内での時間を楽しめる要素が豊富にあるため、客室は寝るだけでも十分です。

6日間で約14万円のショートクルーズ

例えば、6日間のショートクルーズの場合、費用の目安は以下の通りです。

内側キャビン(2名1室) 約8万円、港湾税、チップを含めて、お一人あたり約14万円前後
寄港地でオプショナルツアーを申し込まず、船内のプールなどで過ごす場合は、これ以上ほとんど費用はかかりません。(アルコール代は別途かかります。)
6日間の旅としては、非常にコストパフォーマンスの高い内容だと感じました。

クルーズには、旅の夢が詰まっています

私の知人に、ネイリストとしてクルーズ船で働いている方がいます。
この船ではありませんが、彼女は仕事をしながら世界各国の港を訪れ、各地の文化や景色を楽しんでいます。
「手に職があるって素晴らしい」と、いつも感じます。

また、別の友人の息子さんは美容師の専門学校に通っており、旅行が大好きだそうです。
「将来、クルーズ船の中にある美容室で働くのも面白いね」と話していました。

旅と仕事がつながるクルーズの世界は、若い世代にも夢とチャンスが広がっています。
旅を楽しむだけでなく、船内で自分の仕事に生きがいを見出している人たちに触れるのも、魅力のひとつですね。
子どもが成人したら?今度は実際に乗船してクルーズの旅を楽しんでみたいと思います。
「クルーズ=特別な旅」と思っていた方も、意外と身近に感じていただけるのではないでしょうか。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたにぴったりのクルーズをご提案いたします。