先日、娘の高校の短期留学プログラムでイギリスへ出発する際、羽田空港まで見送りに行ってきました。
そのとき、思わぬ“神対応”のフライトに出会ったのです。
今回はその「JAL041便」と、空港ラウンジの魅力、そして私自身の過去の経験も少し交えながらご紹介します。
空港が大好きだった20代の私
初めて空港に行った時から、空港のあの独特な雰囲気が大好きでした。
離陸前のざわめき、館内放送の響き、旅立つ人たちの期待に満ちた表情——空港にはいつも特別なエネルギーがあって、行くだけでワクワクしたのを覚えています。
私は大学卒業後、すぐに添乗員になりたかったのですが、応募資格に「社会経験が必要」とあり、まずは就職活動をしました。
ご縁があり、成田空港の航空会社ラウンジとチェックインカウンターの両方を担当する仕事に就きました。
当時はアメリカン航空やキャセイパシフィックなど、外資系航空会社を数社受け持っていました。
「外資系勤務」と聞くと華やかに聞こえるかもしれませんが、実際は日本の地上業務会社に所属していたため、業務はごく現場的。英語もつたないもので、ラウンジでの出発アナウンスはまさに冷や汗ものでした。
Ladies and gentlemen, this is an announcement from Cathay Pacific Airways.
カタカナとイントネーション記号で必死に覚えた台本は、今でも忘れられません。
娘のイギリス研修、そして「JAL041便」
さて話を現在に戻しましょう。
娘の短期留学は、学校主催の団体プログラム。先生が引率してくださるので、親の準備はとてもシンプル。言われた通りに書類を提出し、費用を振り込むだけでした。ロンドンからどの方角にどれくらい離れた町なのかも、実はよく知らないまま送り出しました。
出発当日、搭乗便を確認して驚いたのが「JAL041便」でした。
「JAL041便」はなぜ“神フライト”なのか?
この便、羽田発ロンドン行きの深夜0:20発。
最大の特徴は、エコノミークラスでもJALのサクララウンジ(スカイビュー)が利用できるという点です。
搭乗前にラウンジで食事が提供され、機内食は簡素な軽食のみ。
このスタイルが本当に快適なんです。
JAL特製ビーフカレーあり
アルコールの提供あり(種類は制限あり)
シャワーは不可
利用できるのは「サクララウンジ・スカイビュー」のみ
機内ではすぐに就寝でき、到着は現地時間の朝6:25。
14時間のフライトを経ても、時差ボケが軽減され、到着日をしっかり有効活用できます。
個人手配と学校プログラム、それぞれの良さ
今回の娘のイギリス研修は、学校主催の団体プログラムに参加しました。
実は長女のときも、まずは同じように学校プログラムへの参加を希望していたのですが、残念ながら抽選に外れてしまい、最終的には個人手配での留学となりました。
結果として、2人の留学はまったく違う形になりましたが、どちらもそれぞれに良さがあり、今振り返っても「どちらが正解」ということはありません。
◆ 個人手配の良さ
行き先や期間、研修内容まで自分たちで選ぶことができ、より自由度の高い留学となりました。
現地の大学と直接やりとりをし、Zoomでの英語レベルチェックも受け、じっくりと準備を進めた半年間は、親子にとっても大切なプロセスだったように思います。
◆ 学校プログラムの良さ
一方、学校プログラムは、安心感と効率の良さが魅力でした。
引率の先生や旅行会社がしっかりサポートしてくださり、手続きもシンプル。
研修の内容も充実しており、語学だけでなく、カンタベリーやケンブリッジなどの文化体験もできるようです。携帯電話の使用が制限されるなど、しっかりとした規律の中で過ごすのも、今の子どもたちには貴重な経験になると感じています。
どちらの方法も、それぞれに違った学びがあり、どちらも素晴らしい選択肢です。
お子さんの性格や希望、ご家庭の方針に合わせて選べば、それがベストな形になるはずです。
改めて感じたのは、留学にもさまざまなスタイルがあるということ。
個人手配、学校プログラム、語学学校、短期・長期など、目的やタイミングに応じて本当にいろいろなパターンが存在します。
どんな形であっても、「海外で学ぶ」という経験は、きっとその後の人生に大きな彩りを与えてくれるはずです。
最後に:また一歩、世界へ
帰国後、娘がどんな表情でどんな話をしてくれるのか、今から楽しみでなりません。
「イギリスの大学に行きたい」なんて言われたら…さあ、どうしましょう?
趣味でやっている旅行業を、本気でやらなければならなくなる日が来るかも…なんて妄想もしつつ。
やっぱり旅行って、誰かの一歩を後押しできる、素敵な仕事ですね。
✈ おすすめフライトまとめ
便名:JAL041便
出発:羽田空港 00:20発
到着:ロンドン・ヒースロー空港 06:25着(現地時間)
おすすめポイント:
・エコノミークラスでもサクララウンジ利用可能(スカイビュー限定)
・機内でしっかり休める時間設定
・価格帯も比較的手ごろ
イギリス旅行をご検討の方は、ぜひこの便も選択肢に加えてみてください。



